12月31日担当のとりーです。
この日は東風→午後には北成分が入る予報だったのでオーク全体は午前中座学からの午後ワンチャン耳納の予定でしたが、急遽社会人さんは京ハンと阿蘇兜岩に飛びに行くことになりました。学生はP以上でも全体と動くべしと朝言われていたのでダラダラしていたら、「とりー、らんぽうさんの許可出たよ!行きたいなら急いで準備して!」との言葉をいただき確認もせず出発(帰ってきたら実際は許可出てなかったみたいで罪悪感)。
結果的に耳納組は飛べなかったので申し訳ないながら、いつかみんなと一緒に兜岩で飛びたいのでいろいろ書きます。前置き長すぎ。
--兜岩エリア情報--
熊本県阿蘇市。大観峰の対岸にあるエリアです。※スターの場所がTO入口、LD
連絡先等(JHFのHPより)
ビジター費:2160円
備考:海抜1500m以上飛行禁止。
現在直登ルート?が使えないらしく、大観峰の方から回り込んで山上げする必要がある。
-TO-
標高:960m (LDとの高低差460m)
向き:東~東南東
備考:絶景。担ぎ上げなし。LD見える。トイレなし。
自分のTO:
-LD-
標高:500m
TOとの距離:1900m L/D 1/4以下なのでスカフロでも安心。
LD難易度:耳納と同じくらい。簡単。
備考:収束帯ゆえ風が強めになるのでショートに注意(実際京ハンスカフロ勢が3人手前の田んぼにアウトラン)
図は上が北です。
自分のLD:
この日は終始東風で、TO→LD間では直行すれば特に荒れている空域はなく、一方でTOの南西方向の南斜面のサーマルは内陸らしい荒れた上昇率が高いサーマルもあり、初飛び3本目の人から2018年度日本選手権準優勝者の方まで幅広い実力の人が各々の実力に応じた空域で大いに楽しめるエリアだということが判明。
しかし参加者が大勢過ぎると飛ぶのが厳しいらしいです(なぜ?)。因みにこの日は20人近く飛んだ気がします。
また、LD説明の際はガードレールの東側のみがLDZだとされていたが飛んでから急遽一枚西側の田んぼがメインLDZに。無線での説明も(確か)なかったので混乱した人が一名クラッシュ。
ここからは自分の飛びの話をします。
足尾のパラの人が出てあっさり上がったのでハング勢は続々とスタンバイ。次に師匠がテイクオフし、続いて氏家さんが出ると途端に渋くなる。そこからしばらく渋いまま6番目にテイクオフ。ぶっ飛びそうになりながら暫くテイクオフレベルで粘っていると好転。その後はテイクオフ南西方向の南斜面のサーマルをひっかけて1470m。氏家さん、まっちょさん、僕がこのタイミングで上げ切っていたので3機北に向かう。まっちょさんが斜面のリッジに沿ったコースを取り氏家さんは西の台地の上のコースを選択。僕は氏家さんのコースを脳死トレース。結果こちらの方がまっちょさんよりいい滑空比でグライド。トップフライヤーはやっぱり違いますね。
サーマルは南斜面の真上より奥(北)に行った方が安定し上昇率と上限高度の高いものがありました。場所によっては荒れ荒れのサーマルもあり、いつか出る冬の西富士に向けた良い練習になりました。
…そんなこんなで絶対ここ日本ちゃうやろ!という感じの絶景を堪能しました。
この九州ツアーで1番楽しみにしていたのが阿蘇大観峰での飛びで、2番目がこのみの馬刺しでした(兜岩の存在は知りませんでした)。対岸ですが阿蘇で飛ぶ望みが叶い最高の飛び納めができました。
京ハンの方々や氏家さんをはじめとする社会人の方々にはこの日も大変お世話になりました。ありがとうございました。
……このときはまさか翌朝、元旦からあんな事が起こってしまうとはまだ誰も知る由がなかったのです…