先々月まで続いた就活で薄れていたパラに対するやる気が、最近また湧き上がってきた。
11月12日in霊石。この日はTOまで初めてグライダー担いで上がった。オークを出て、LD寄って山のふもとに行くまで50分。山のふもとからTOまで40分の計90分かかった。山を登っている途中、多くの人が応援してくれたのがとてもうれしかった。
TOは最初無風だったが、11時を過ぎて少しずつ風が入りだす。僕は誰よりも先に出てみんなにかっこいいところを見せようとするも敢え無くぶっ飛び。TO前に少しリフトがあったが、すぐに反応できなかった。一番最初に飛ぶ時は、TOして直後の集中力が大事であることを思い知る。
二本目は、14時ごろに出た。このころ海風がしっかりと入ってきたのでリッジでステイ。途中、十円はげの前の方でトンビが上げているのを発見して同じサーマルで上げる。MAX500m(ゲイン200m)まであげて前山の先端まで出る。高度380mあたりで斜面に引き返した。そのあとは、一回トップランしてピッチングとローリングの練習を何度も繰り返し、1時間半を過ぎた辺りで寒くなってきたのでLDに向かった。
突然だが、朝の出来事に話を戻そう。皆が風待ちをしている時のことだった。僕は、TOから見て北西の採掘場付近の上空で多くの積雲ができているのを見た。しかし、北の方角をみるとそのような積雲は全く見えない。疑問に思い、西尾さんに聞いてみるととても分かりやすく解説してくれた。
朝は太陽が東に傾いている。だから、東に向いている斜面が平地などと比べて暖められやすくそこにサーマルが発生しやすくなる。だから、逆に言えば太陽が真上に上る日中は平地の方がサーマルができやすいということだった。
もちろん北西の方にサーマルができていることが分かったところでそこまで飛んでいける訳ではない。しかし、僕はその時思ったのだ。直に自分はパイロットになるが、パイロットクラスならばただサーマルに当たって高く遠く飛んでよかった、で終わるのではなく、そのサーマルがいったいどのようにしてできたのかを予想できないといけない。そして、それはイントラさんが一個一個丁寧に教えてくれるものではなく、今回のように自分で上手い人に教えを乞いながら貪欲に知識を吸収していかなければならない。そして、そういう風に考えるとパラグライダーというスポーツは非常に頭を使うスポーツであり、なんとも奥の深いスポーツだなと思えてきて、俄然やる気が出てきた。
この記事を読んでるみなさん、こんなふつつかものではありますが、僕はこれからどんどんうまくなりたいと思っているので色々教えてくださいね!よろしくお願いします<m(__)m>