2006年01月

平日の龍門1月25日

イメージ 1

ここ数週間ボクは条件を待てずにぶっ飛んでいた
試験・レポート、そんなものは忘れて飛びにいった

雲底1500、風は東→北西弱く、沖にいい雲が出来ている
次第に雲が広がっていく予報。ふんふん

最近の気象条件はここでチェックしている
http://www.sunny-spot.net/sis/sky/
雲底から高度別風向風速が分かりそれでいてけっこう当たる

引率のカッキー、はみーそしてWadaっちさんを見送る
山沿いは渋そうだがLD上空で和田さんが景気よく上げている
気象予報とダミーを見て今日は沖だ!と決心
コンバージェンスラインに乗って進んでいくぞ!
む「東を攻めましょう!」
和「アウトあり!?」
む「刺さるなら、九度山より東じゃないと恥ずかしいですよね」
なんて会話をしてたのでタスクは橋本リターンに決定

東尾根でサクっと1000まで上げ前に走る
和田さんはもう見えない・・きっと東に走っていったのだろう

粉河の町で雲底1500。
コンバージェンスぽいサーマルだ
うむ。イメージどおり・・・俄然ボルテージが上がる

葛城の山から美味しそうな雲が流れてきている
「待ってろWadaっち(-∀ー#)」
さらに北よりに東に進みサーマルヒット
雲底1300
先を見ると雲が少し消散しかけている

「こんな時は雲が出来るまで雲底でキープだよね」
少し成長したボクはタイミングを見測る

北側の雲はイイ感じだがつっこむのに1300は少し心配だ
反対に山沿いの雲はしっかりしてきた

よーし、少し距離はあるが東の雲を目指す
低くなれば山に寄ろう
「頼むぜコンバット!待ってろWadaっち!」

VG引いてグライド開始
しかぁしシンクがキツイ。サーマルの匂いも感じられない
あやしい・・・
高度は900
山に戻る予定だったが和田っちと遠い雲を追いかけグライド続行の判断

が、だめだ・・・
九度山手前でリフトを捕まえるも変な荒れ方をしてて
上げきれない
(コンバージェンスラインを追い抜いたのか!?)

そして無念のLD(-ι-З)

このころ追いかけてた和田さんは近大にいってたそうな
「もったいないから」ちゅー理由で

しばらくすると遠藤さんがボクの真上で400くらいから
雲底まで上げていく
和田さんもやって来て上げて東に走っていく

くはぁ・・
大会でもよく味わうこのもどかしさといったらない
悔しくて、情けなくて、儚い
確かなのは
自分が地上にいてもう何も出来ないこと
間違いないのは
自分がまだまだハンググライダーが下手なこと

和田さんはそこから橋本まで行って竹房に帰っていった

その後ボクはバスで竹房に帰り自分のグライダーを回収に行った
(九州ツアーでも同じようなことが
あの時も見えないKENさんを追いかけて刺さった)
「アウトサイドは自己回収」これは基本だ

帰ってから和田さんにコンバージェンスについて聞いてみた
「龍門の場合コンバージェンスは谷風と山越えの北西風が
ぶつかって起きる。だから海風と東風のコンバージェンス
という考えはしないほうがいいよ」
とのこと。

板敷の最終日もコンバージェンスラインが見えなくて失敗した
コンバージェンスに乗るのは難しい
正確に風を読めていないといけないから
龍門の場合ラインがもっと局地的な気がする

低くなったときの粘りも足りない気がする
LDに絶対の自信がないのもあるが
もっと思い切ってもいいはずだ

条件に違和感を感じたときも判断を切り替えないとダメだな
自分の判断に確証があるならつっ込んでもいいが
今回はそうではなかった
つまらない意地や固定観念で突っ走ってしまう
飛んでるとハイになって理性が飛んでいってしまう所も
ハンググライダーの好きなところだけど
いい加減直していかないとねぇ~同じ失敗するだけだし

グライダーの調子もイマイチだ
左のエンドが気になってしょうがない
セールエンドを調整したら少しは直るのかな

自分は上げるのもソコソコ上手いし気象の読みも出来てきた
レースに対するモチベーションも申し分ない
だけど詰めが甘いだんよなあ

うむうむ・・・
納得のいくフライトではなかったけど考えさせられることの
多い一日だった

うまい人と条件のいい日に飛ぶのはやっぱり楽しい!!

カッキーも九度山付近まで飛んできたし経験値を大きくアップしただろう
はみーも低いとこから上げなおし長い時間飛べたんはスバラシイ!
平日の飛びはじっくり飛べるから大事だよね

試験なんかさっさと終わらしてしまって
春の飛びを思う存分楽しみたいものだ

留年したらシャレにならないけどね〆(゚▽゚*)

2006年元旦

それは九州ツアーでのできごと。

2006年1月1日夜中、ぼむさんと二人ハイエースに乗ってコインランドリーに行った。午前1時入店。田舎なので人通りはなく店にも誰もいなかった。

洗濯機に洗濯物を放り込んでいると突然店中の電気が消えた。何事!?店内に書いてある営業時間を見ると確かに12時までと書いてある。でも1時に店に入ったとき電気はついてたんだし自動ドアも開いたんだし、うん。俺たちは悪くない。計画続行。
途中まで入れていたコインを最後まで入れると洗濯機は動き出した。
水道があったので二人は歯を磨いて洗濯が終わるのを待つことにした。電気の消えた暗い店内に静かに響く洗濯機の音と歯を磨く音・・・。
それは突然だった。

ジリリリリリリリリ!!!!!

!!!!?

耳をつんざくような警報ベルが店中に鳴り響き警報ランプが光りだした。歯ブラシをくわえたまま二人顔を見合わせた。

さあどうしようか。確かに営業時間の下に「営業時間を過ぎても店内にいる場合、警察に通報します」みたいなことは書いてあった。けど、ほんまになるとは。だって1時に普通に入れたんやし。
通報されているとしたら待っていれば警備会社なり警察なりが来るはず。店の自動ドアは外からこっちには入れないけどこっちからは出れるみたいだから逃げようと思えば逃げれる。けど、それはさすがにまずいか。潔く取り調べに来るのを待とう。ベルの鳴り響く店内で。
それにしてもうるさい・・。

監視カメラに向かって中指立てたりして時間をつぶしていると洗濯が終わった。それでもまだ来ない。しゃーないので続いて洗濯物を隣の乾燥機に移し、コイン投入。

パトカーが赤色灯を光らせながら来た。やれやれ、一安心。このうるさい店内にいるのは結構しんどい。一時間近くは待ったか。
警察のおっちゃんが4人ほど。事情を話すとわかってくれた。
どうやら店の警報機からの通報ではなく通りすがりの一般人からの通報で来たらしい。そういえば待ってる間、前の道路でしばらく停車したかと思うとまた去っていった車がいた。警報ランプは店の外にもついていた。多分あの車の人が通報したんだろう。どうりで長い間待たされたわけだ。
じゃあこの店内の「通報します」の注意書きはなんだったんだろうか。警察のおっちゃんが言うには
「そういうのは勝手に書いてるだけだから。」
なるほどね。

めでたく釈放されたけど乾燥機がまだ動いているのでおっちゃんたちにも終わるまでいっしょに待ってもらうことに。
時間がきて乾燥機が止まったけど取り出した洗濯物はまだ湿っていた。けどここで
「まだ乾いてないからあと10分!」
とか言ったらしばかれるだろうなぁ。明日の朝また来よう。
警察のおっちゃんたち、迷惑かけました。

正月早々、とんだ2006年幕開け。
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