どうも、チバです。この度、ついに、やっと、待ちに待った角なし乗り換えを果たしました!でも、乗り換えについて話す前にダブルの思い出についても少し書こうかなとおもいます。U2は結果的には約半年間、41本と決して長くはない付き合いでしたがたくさんの思い出ができて、自分のハングの技量を大きく伸ばしてくれたグライダーになりました。初ガーグル、川沈未遂、悪夢の9連続ぶっ飛び、初明科&ローターで山沈危機、初の北山、1500m到達、初タスクなどたくさん思い返すことはありますが一番うれしかったのは船戸に行けたことです。船戸はTOから直接見えることもあり、ダブルのうちに一度は行ってみたいなと思っていた場所でした。ただ、ダブルになって一緒に飛んでる人たちのレベルも上がってきて、角なしの人と一緒に飛ぶ機会が増えるとその性能差に驚かされるばかりでした。龍門のTOの上で同じ高さまで上げたはずのなのに、自分はJRまで行って帰ってきてかつかつだったのに、角なしは船戸まで行って帰ってこれているのを見たときは唖然としました。もちろんグライドとかコース取りの技術の差もあるだろうけれどそれだけでは絶対に説明のつかない圧倒的な差に、角なしに乗り換えてもっといろんなところに動いてみたい気持ちがすごい強まりました。  
 さて、本題の角なしについてですが、機体はらんぽうさんのお下がりのlitespeedRX3.5です。このグライダーはらんぽうさんにとってとても思い入れの大きいグライダーなので、大切に乗っていこうと思います。初とびの時は、前日からテンションが上がりまくって楽しみでしょうがないという感じでしたが、いざ山に登って組んでみると一気に緊張しておなかも少し痛かったような気がします。まあそれでもなんやかんやでちゃんとTOはできました。U2に比べてテールヘビーでなくグライダーのバランス自体がとても優れているので、U2ほどちゃんとアップライトを抑え込まなくてもTOがきれいできます。操作感としては、U2と違ってピッチが軽くてロールがそこまで重くないのでダブルとの違いに最初は少し違和感を覚えましたが、慣れてくるとそこまで感じなくなりました。それどころか、センタリングした感覚や、フルVGでのグライド、LDもダブルに比べてとても難しいといった感覚はなくてとても乗りやすいなと思いました。特にフルVGでのグライドには感動しました。今まで行ったことのない風車やバードスタジアムもそこまで高さがなくても行くことができます。ただ、ノーズコーンを適当につけると飛んでる途中に不自然にニュートラルが早くなることがあるっぽいので、セットアップの時には意識してノーズコーンを丁寧につけようと思います。
 今回の乗り換えで、とりあえずグライダーの性能が飛躍的に上がるイベントは自分の中で終了しました。今は、ダブルとの性能の差で少し自分がうまくなったように錯覚してるけど、実際はまだまだ先輩や社会人の方とは差があると思うし、何より少し飛んでる本数が少ないうちに角なしに乗り換えているので潜在的な事故のリスクが他の人よりも高い可能性もあります。グライダーの性能が上がったからこそ、自分の技術をさらに上げていって、安全に楽しく飛んでいきたいなと思います。そして学生のうちに、大きな大会に出場したり、クロスカントリーとかにも挑戦したりしてみたいなあって考えてます。  
 初飛びして間もなく、運が悪ければ死んでいたような事故を起こした自分がとりあえずここまで来られたのは間違いなくらんぽうさんを始めとした自分にかかわってくれた人のおかげです。本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします!